21世紀はスペシャリストの時代
こんにちは、池田大輔です。
ゼネラルマネージャーやゼネラリストという言葉が普及して、これまで多くの企業で総合職の採用が進んできました。
総合職とは、簡単に説明すると、2〜3年周期でいろいろな部署を回り、多種多様な仕事を経験する職種です。
グローバルな企業では、海外への出張や転勤もあります。
ゼネラリストのいい点は、様々な仕事を体験できる点と、たとえ相性の合わない人間関係や職種に就いても2〜3年の辛抱で環境を変えられる点です。
ただし、専門性がありません。
なぜなら、あっちこっちに手を出しているからです。
ゼネラリストの反対がスペシャリストです。
スペシャリストは、専門家です。
いわば、職人です。
スペシャリストのいい点は、高い専門能力が見につくことです。
その人にしか出来ない能力を身につけることができます。
さらに、作業効率が上がり、スピードがアップします。 1時間あたりの生産性が上がります。 ミスも削減します。ただし、デメリットとして、自分しか出来ない分、誰かにやって貰うことが難しくなってきます。
例えば、病気で仕事ができなくなると、代わりにやれる能力を持つ人がいない場合は、収入が途絶えてしまいます。
ゼネラリストとスペシャリストは、一長一短に見えますが、私はこれからはスペシャリストの時代が到来すると思います。
そもそも、本来、人間は、自分が没頭できる仕事にのめり込んでいく習性があります。
今日の偉大な発明は、研究者が研究に没頭した結果、発明され、世の中に普及したのです。
職人という言葉があるように、人はみな、それぞれ自分の仕事の職人なのです。