好きなことはその過程も楽しめる
心から好きなこと・やりたいことをしている人は、それが実現しようがしまいが、その過程も楽しんでやっています。
例えば、野球が大好きでプロ野球選手になることが夢だとします。
見事、甲子園の舞台で活躍し、念願のプロ選手になれたとします。
しかし、プロになれた喜びも束の間、現実はすぐに厳しい競争にさらされます。
結局、プロにはなれましたが、思うように成績が出なくて、すぐに引退を余儀なくされてしまいました。
ここで、どう感じるかは人それぞれですが、この夢は叶ってはいます。 一日でもプロ野球選手になれたのですから。 ただ、野球が好きなら、プロ選手になっただけでなく、さらに活躍するプロ選手になりたいと思うでしょう。 夢は叶った瞬間、次の夢や目標が出現するものです。 この場合、プロ選手として長く活躍し、日本代表選手になることかもしれません。 実際に、代表選手になれるかは、やってみなければわかりません。 しかし、プロ選手が全員代表選手になれるわけではありません。 それでも、野球選手として野球を続けています。 それは、選手は皆、野球が好きだからです。 たとえ日本代表に選ばれなくても、純粋に野球が好きで、野球でご飯を食べていけたら本望であると感じています。 つまり、夢や目標は結果的に叶うものであって、やりたいこと・好きなことなら、その瞬間も楽しみながらやっているのです。 偉大な公式記録は、日々やるべき練習を粛々と続けてきた結果、生まれるものです。 イチロー選手が世界的野球選手になれたのは、名誉や富を得たいからではなく、大好きな野球という大舞台で自分の力がどこまで通用するのか挑戦してみたかったからだと思います。