運命とは運ぶ命
こんにちは、池田大輔です。
前回のブログでは宿命について書きました。
今回は、運命についてです。
私は、昔は、どちらも同じ意味だと思っていましたが、宿命と運命は意味が異なります。
宿命とは、言わば、変えることができない生まれもったものです。
例えば、憧れのハリウッドスターと全く同じ顔や声になりたいと願っても叶えることはできません。
鳥のように空を飛びたいと思っても、人間で生まれた以上、生身の体で空を飛ぶことはできません。
対して、運命は変えることができます。
例えば、強度のアル中になり、50歳で死ぬ運命だったとしても、本人の決断と行動によって寿命は変わります。
そのままアルコールに依存して生きていくのか、あるいはアルコールから自立して生きていくのかという選択をします。
人との出会いは宿命ですが、その出会いをどう活かしていくかは運命になります。
ただの通行人で終わらせるのか、生涯の盟友になるかは、自分がどう人と向き合うのかによります。
もちろん、相性があるので、自分だけの問題ではどうにもならない場合もあります。
このように、運命とは変えることができるものです。
私も、あなたも、今まで生きてきて、数え切れないくらいの選択と行動をしてきました。
その選択をする度に、今の自分があり、その時選ばなかった進路ではまた別の自分が存在して今に至るのです。
今ある命を無数にある選択と行動によって、次々と運ぶことによって、運命は変わっていくのです。
まさに、運命とは運ぶ命です。