苦労の先には更なる苦労が待っている

こんにちは、池田大輔です。

よく「苦労の末に成功した」という成功者のお話やテレビ番組がありますよね。

例えば、苦節何十年の研究の末、新商品を開発したというストーリーなどです。

実は、それは他人から見たら苦労に見えるだけであって、当人にとっては全くと言っていいほど苦労は感じていないのです。

むしろ、当人は寝食を忘れて仕事や研究に没頭した結果、気がついたら新商品や論文が完成していたということなのです。

ただ、それは周りから見たら非常に努力しているように見えたり、苦労しているように見えます。

例えば、マラソンランナーが厳しい高山トレーニングをしている様子を見た時に、一般人にはすごい苦労しているように映ります。

しかし、当人はマラソンが好きだからやっています。

確かに、トレーニング中は自身を追い込むため、あえて厳しい負荷をかけますが、それはその後、自分の体がパワーアップすることが楽しいからやっているのです。

このように、人は本人が心から楽しいことをしていると、苦労を苦労と感じないようにできています。

換言すれば、もし、今あなたがやっている勉強や研究、仕事、作業、行動などが苦痛で苦痛で仕方がないとしたら、苦労しているということです。

そのまま苦労に苦労を重ねていっても、決して幸せな人生を歩むことはできないでしょう。

例えば、本当は好きじゃないのに勉強を頑張って偏差値が高い高校に入ったとします。

そうすると、また頑張って勉強を続け、今度は偏差値が高い大学に進学しなければならなくなります。

そして、大学を卒業する頃には、更に頑張って知名度の高い大手企業に入社しないといけなくなります。

そして、入社したら頑張って出世し、できるだけ高い年収を稼ぎ、結婚をして、家をローンで購入し、妻子を幸せにしなければならなくなります。

このように、いま自分が楽しいと思うことを我慢して、頑張ってばかりいることを続けていくと、そこには更なる我慢や苦労が待っているだけになります。

もちろん、今挙げた例が自分にとっては三度の飯より好きなことなら大いにやった方がいいです。

ただ、もし今あなたがやっていることが苦労やつらいこと、あるいは頑張ってやっているなと感じるなら、一度立ち止まって自分自身を見つめ直してみることをお勧め致します。